[Bass] Dingwall - Super Pを試奏してきた
「今、Dingwallが新作を含む4本同時に入ってますよ!」
いつもお世話になってる三木楽器心斎橋店の方から連絡をいただき、ちょうど出かける用事があったので早速4本とも試奏してきました。今回はその内の「Super P」シリーズの2本をご紹介します。(新作「XXX」を含む
「Afterburner」シリーズの記事はこちら)
まずはSuper Pの5弦から。
こちらはAlderボディとMorado指板のパッシブという仕様で、弾いてみた感想を簡単に述べると、ローBがしっかり鳴るプレベといった印象でした。Dingwallのベースはその「軽さ」による演奏性が特徴で、私が持っているSuper Jも4kgにも満たないのですがサウンドは決して軽くなく、しっかり鳴ってくれるのでとても使いやすいんですが、このSuper Pも例外ではなく、その軽さとは裏腹にサウンドはしっかりしていました。
そしてこれはSuper Jとは少し違った部分に感じたのが、Super Jは俗にいう従来のジャズベサウンドに一味加えた、言わばジャズベの一歩先を行ったような音色なのですが、Super Pは割と従来のプレベ然とした音色に近かかったです。私が持っているSuper Jがアクティブ仕様なのもありますが、このSuper Pは先にも述べた通り、低音がしっかり鳴る上質なプレベといった印象でした。とても使いやすい音だと思います。個人的にはこのSuper Pにフラット弦を張って、ジェームス・ジェマーソンのようなサウンドを出してみたい衝動にかられる一本でした。
こちらの4弦は、ボディはAsh、指板はBird's eye Mapleが使用されていました。先の5弦同様パッシブ仕様でしたが、こちらのトーンコントロールはとてもユニークで、センター位置から反時計回りに回すといわゆる通常のハイカット、センターから時計回りに回すとミドルカットになる代物で、あくまでもパッシプサウンドを軸に少し味付けを施すといったものでした。こういった所もSuper Jとはまたひと味違った点だと思います。こちらも音色は上質なプレベで、ボディ材が先のものと違う分、少しアタックが早くパンチの効いた印象でした。こちらもとても使い勝手が良さそうな音色でした。
Super JとPとの間にはそれぞれ違った特徴があるように感じましたが、両方共通して言えるのはとても使いやすく、非常に演奏性が高い事が挙げられます。ネックのスケールもABやZシリーズみたいにローBが37インチあるわけではなく、ローBが35インチ、G弦になると32インチという設定になっていることからも、サウンドが汎用性のあるものになっていることが伺えるかと思います。
そしてこれは
Sleek Eliteの広瀬さんからいただいた情報ですが、Super Pには近々新しいサーキットが搭載される予定だそうです。これもとても楽しみです。
汎用性と演奏性の高さを兼ね備えた上質のプレベ。興味のある方は
三木楽器心斎橋店B1Fにて是非お試し下さいませ。
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