[Bass] Dingwall - Afterburner XXX と Afterburner II を試奏してきた
「今、Dingwallが新作を含む4本同時に入ってますよ!」
いつもお世話になってる三木楽器心斎橋店の方から連絡をいただき、ちょうど出かける用事があったので早速4本とも試奏してきました。今回はその内の「Afterburner」シリーズの2本をご紹介します。(残る2本
「Super P」シリーズの記事はこちら)
まずはDingwallの新作「Afterburner XXX」から。
以前から
公式サイトの記事で気になってきた一本で、NAMMで初お披露目だったものを三木楽器の方が早速入手されたようです。このXXXは従来のAfterburner(以下:AB)シリーズと私が現在愛用している「Z3」シリーズとの間に位置づけされるもので、見た目からも双方の要素が伺えます。まだ詳しいスペックは手元に届いていないようなので正確にお伝えはできませんが、従来のABシリーズと違いネック材が従来使用されていたBubingaやWalnutではなくWengeが採用されている所と、ABシリーズで採用されているFDシリーズのピックアップが3基装着されている点が大きなポイントだと思います。
触ってみた感想は、今まで触ってきたABシリーズよりも低音が太く深みがあり、それでいて高音の透明感もそこそこあるといった印象でした。Maple材のネックとは違ったキャラクターで、個人的にはピックでゴリゴリやったり歪ませたりしても面白そうだなと感じました。昨今のハードなサウンドのボトムを支えるのに向いているのではないでしょうか。音色の変化もZ3譲りで、様々なサウンドで演奏できるのも魅力です。Mapleほど高域の抜けを必要とせず、もっと逞しい低域が欲しい方にはうってつけだと思います。逞しい音色のオールラウンダー、それがAfterburner XXXではないでしょうか。
そして「Afterburner II」の方はこれもWengeネックを採用しており、セミホローならではの箱鳴り感はそのままに、従来の温かみのある音色から逞しさを加え、高域の抜けを少し落ち着かせた印象でした。こちらも音色の使い勝手は良さそうでした。やはりこちらも上記XXXと同じく、ハードサウンド向けな印象を受けました。個人的な印象として、以前からこのABシリーズはハードなサウンドを基本とする方がよく使用されている印象が強かったのですが、今回のWengeネックによってそのキャラクターがさらに顕著に現れたように感じました。もちろんそれ以外のジャンルでも汎用性のある音色だと思います。
逞しくも透明感のあるAfterburnerシリーズ。興味のある方は
三木楽器心斎橋店B1Fにて是非お試し下さいませ。
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