[Bass] Mayones - Patriot 5 Custom (Claro Walnut) & Patriot 5 V・Frets を試奏してきた
Mayonesが毎年春にドイツで開催される楽器関連の展示会
Musikmesseで出展したベース2本が入荷したとの連絡を受け、早速試奏してきました。
まずはPatriot 5 Custom (Claro Walnut)から。
こちらはその名の通りClaro Walnutをボディのトップ&バックにあしらったカスタムモデルで、Samba (Wood)を中心にPadoukなどを挟み込んだ贅沢な仕様となっています。ネックはスルーネックでWangeとPadoukの組み合わせで指板はEbonyとなっており、ボディ裏面の見た目もとても美しいです。それに対比させるようにブリッジなどのハードウェアがレリック仕様になっていたのが面白かったです。
そして注目すべき点はこの美しいノブ。なんと上部に琥珀 (Amber)をあしらっているんです。こんなノブは今まで見た記憶がありません。こんなパーツひとつにもこだわっているMayonesの職人魂に感動を覚えました。
出音は通常のモデルと一味違った上品な味付けで、Wangeネック特有の中低域のふくよかさが強調されており、ピックアップはこのモデルの標準仕様であるEMGではなくBartoliniが搭載されていることもあって落ち着いた優しい音色になっていました。Aguilarのプリアンプが入っているので派手に色付けすることも可能です。アクティブ時にも効くトーンコントロールが個人的にはお気に入りでした。
そしてもう一本はPatriot 5 V•Fretsです。とうとうMayonesも
Dingwallのように、扇状にフレットが打たれた「ファンドフレット」を導入したようです。と言ってもMayoneのこのファンドフレットはDingwallと違い、ネックスケールは低音弦側が32.28" (870 mm)、高音弦側は34.25" (820 mm)となっていて、低音弦側のトーンは従来の仕様と変わらず、むしろ高音弦側のテンション及び音色の向上を主目的としているように感じました。ボディはAshをバックにFlamed Mapleをトップにあしらい、ネックは先程のモデル同様ですが指板はRosewoodとなっていました。全体がサテン仕上げになっているのが印象的でした。
弾いてみた感想は、一言で言うと「軽やか」でした。低音弦側は従来通りのスケールなのであまり特筆する点は感じられませんでしたが、スケールが短くなっている高音弦側の音色が個人的にはとても好みでした。とても軽やかな鳴りで、特にリアのピックアップから出るトーンは心地よかったです。指板がRosewoodだったせいか、トーンも全体的に柔らかい印象を受けました。できればこのモデルはLo-BではなくEからHi-Cの構成で弾いてみたいと感じました。
今回の2本は
Mayones公式サイトで詳細スペックが確認できますので、そちらをご確認下さいませ。
従来の仕様とは一味違い柔らかな印象を受けるMayonesのPatriot2本。
三木楽器心斎橋店B1Fで是非お試し下さいませ。
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<関連リンク>
Mayones公式サイト
Mayones(Sleek Elite)
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