[Bass] 「F-Bass」と「Mayones」を試奏してきた
昨日、6弦ベースにも新しいプリアンプを換装してもらうために本体を入院させました。その際にせっかく楽器屋に来たからということで、気になるベースを2本ばかり試奏させてもらうことにしました。
まずはカナダのメーカー「F-Bass」の「BN」シリーズ5弦です。まず目を引くのがこの美しいブルーの塗装。木目を活かしたこのカラーは美しいです。そして実際に弾いてみた所、いわゆるフェンダー系の王道サウンドにローのたくましさを加え、好きな時に暴れされることができるような元気な音という印象でした。
フェンダーのベースはネックのスケールが34インチなのですが、F-Bassは5弦や6弦になると34.5インチで若干長くなっています。従来より長めのスケールを採用することで低音源の音の輪郭を明瞭化し、なおかつ従来の演奏性は犠牲にしない、バランスのとれたスケールだと思います。
あと、ピックアップカバーはフィンガーランプとして非常に有効的に使えるように表面がゆるやからに湾曲していて、そういった心配りもポイントが高かかったです。フェンダー系の音が好きな人はすんなり入ることができる音質だと思います。
そして次は「Mayones」の「Patriot Classic」5弦です。Mayonesは
過去にも試奏をしたことがあるんですが、この「Patriot」は以前から気になっていたモデルだったんですよね。こちらも見た目が非常に美しく、近代的な風合いを感じさせるトップのグラファイトカラーは一見の価値があります。
サウンドの方はEMGらしくハイからローまでレンジが広く、強くピッキングすれば図太くゴリゴリしたハードなサウンドになりますが、プリアンプの設定次第では柔らかいトーンも表現できちゃう、まさにボディ表面のようなハードな顔とボディ裏面のようにナチュラルな顔をあわせ持つ優れものでした。
あともう一つ特筆すべき点は、ネックの最終フレットにある、いわゆる「つば出し」部分なんですが、一般的なつば出し部分とは異なり少し歪な形をしています。ここがかなり重要なポイントで、スラップでよく使う親指での演奏「サムピング」をする際、親指が深く入り込まないようになっているようで、通常のサムダウンは勿論、サムアップとの連続奏法が非常にやりやすくなっていました。これは以前は全く気づかなかった点でした。こういう所にも演奏者の事を考えて作られているなぁと大変感動しました。
双方とも素晴らしいベースですので、興味がある方は是非試奏される事をおすすめします。
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<関連リンク>
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Mayones(Sleek Elite)
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