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[Bass] XoticのXB-2(5弦)を試奏してきた

(photo: 三木楽器)

過去に何度か試奏したXoticのXB-2ですが、今回はボディ材にポプラが使用されているものを試奏してきました。

キルトメイプルの見た目は言うまでもなく美しく、Honey-Burstという名前のカラーリングはチェリーバーストのような色合いでとても力強く、キルトメイプルの杢目と相まってまるで燃えているかのようでした。こういう材と色の組み合わせは結構好みだったりします。

そして弾いてみた感想ですが、弾きやすさは過去に述べた通り素晴らしく、特にXB-2のポイントとして挙げたいのがボディ高音弦側のホーンの形状です。座りながら演奏していると、この形状が腿部分にとても良い感じでフィットしてくれて、ボディのバランスもとても良いんですよね。大抵のメーカーもそういった部分は考慮に入れられているとは思いますが、このXotic XB-2のそれはとても素晴らしいです。

そして音はと言うと、私が目隠しされた状態でこのXB-2を試奏したら恐らく「このベースはアルダーボディかな？」と言うと思います。つまりアルダーのような出音だったんですが、トップにメイプルを貼ってあるからか、それともポプラそのものの特性なのかはわかりませんが、よく聞いてみるとアルダーのようにミドルに音が集まっていながらも、アルダーに比べ若干ローとハイの出方は強いように感じました。ネックの補強材としてパープルハートを使用しているのも影響しているかも知れません。

あとXoticで個人的に好きなのが内蔵されているプリアンプで、派手な音質変化はしないけども原音の雰囲気を壊さないような色付けをするのがとてもよくできていて使いやすいんですよね。ただ従来のプリアンプは電池の消耗はとても激しかったらしく、某プロの方曰く、下手すれば3日から4日で電池がなくなっちゃうと事もあったらしいです。今はかなり改善されたらしいですが、実際どれほどまで持ちが良くなったのかは気になる所です。

アルダーのようにしっかりしたミドルを若干ワイドレンジにしたような音色で、燃えるようなカラーリングが素敵なXB-2、是非お試し下さいませ。

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