[Bass] Zakrzewski - Essential を試奏してきた
以前紹介したことのある
Zakrzewskiのベースが新たに入荷したという連絡をいただいたので早速試奏してきました。詳細はまだとの事でしたが、恐らくEssentialではないかと思います。
前回に引き続き今回もその木工技術に目を奪われました。特にボディとネックとのジョイント部とヘッド裏には驚かされました。まずジョイント部はボディ材のWalnutをくり抜き、そこへMaple材をはめ込んでいるっぽく、そして、ゆるやかなカーブを描くヘッド裏にはボディのトップ材と同じ木材(恐らくBurl Walnut)を貼ってあるという凝り具合。本当によく出来ています。
そして音ですが、今回はピックアップがAeroそしてプリアンプがMike Pope Flexcoreという、まるでFoderaを移植したかのような設定で、実際出音もFoderaを彷彿とさせるような音色でしたが、ボディが重みのあるWalnutを中心としている分、低域がとてもしっかりとしていて高域は全くうるさくなくおとなしい印象でした。プリアンプをフルテンにしても耳障りとは無縁でした。私としてはもう少し高域がしっかり出てくる方が好みなのですが、落ち着いた音色が好みの方にはうってつけだと思います。
そしてZakrzewskiのもうひとつの魅力は価格で、もちろんそれなりの価格はしますが、上質な木材をふんだんに使い非常に手の込んだ事をしている楽器の中では最も安価な部類に入るのではないでしょうか。この価格帯でこれほどの意匠を凝らしてある楽器を探すのは非常に困難だと思います。MayonesといいZakrzewskiといい、今後のポーランド勢に目を離せません。
工芸品の風格さえ漂うZakrzewskiのベース、是非お試し下さいませ。
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Zakrzewski のベース (Essential、Exclusive、Superior) を試奏してきた
Zakrzewski - Essential を試奏してきた
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