[Bass] KSD(Ken Smith Design)を試奏してきた その2
再びKSD(Ken Smith Design)を試奏してきました。KSDについては
前回の記事またはKSDをプロデュースされている
Sleek Eliteさんの紹介ページをご覧ください。
今回は2ピースアルダーボディの60年代スタイルなんですが、オーソドックスなサウンドを彷彿とさせながらも現代的な要素を組み込んだナイスなベースでした。ネックがメイプルのみで作られているせいか、一般的な60年代ジャスベースに比べるとアタック感がしっかりしているように感じました。
そして今回のKSDの目玉とも言えるのが、Sleek Eliteの代表広瀬さんご自身が手がけられたオリジナルのピックアップとアクティブサーキット。もしかしたらアタックの反応がいいのはピックアップも何かしら原因があるのかも知れません。今回のプリアンプはハイとローの2バンドだったんですが、内部にDIPスイッチがあり、それを操作することによってハイの出方が変化するという優れものです。
今回は細かく試すことはできなかったんですが、ベースアンプのツイーターの有無など、演奏環境によってサウンドを変化させることができるように設計されているようです。実際の出音は比較的おとなしめな印象でした。原音に少し味付けをするといった感じで、個人的にはもう少し派手に変化する方が面白いんじゃないかなと思いましたが、とても優秀なプリアンプだと思います。聞くところによると3バンドタイプも設計されてらっしゃるようで、今後が非常に楽しみです。
あと特筆すべき点は、優しく弾けば心地良いコシのあるサウンド、強く弾けばブリっと粘り強く暴れるといった風に、細かいニュアンスをしっかり表現してくれる所です。言い方を変えると、それだけピッキングが如実に表現されるので、誤魔化しのきかない嘘のつけない正直なベースだと思います。
上質なジャズベをお求めの方は、KSDをおすすめします。ずっと使える一品だと思います。
<サイト内リンク>
KSD(Ken Smith Design)を試奏してきた
KSD(Ken Smith Design)を試奏してきた その3
KSD(Ken Smith Design)を試奏してきた その4
「KSD(Ken Smith Design)」のピックアップに交換した
<関連リンク>
Sleek Elite内「Ken Smith Desgin」紹介ページ
MIKIGAKKI.COM - KSD[Ken Smith Design] BR605(FB)
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