[Bass] Wyn Guitarsのベースを試奏してきた 2
以前紹介した、まだ日本国内にはほとんど出回っていない
Wyn Guitarsのベースを2本紹介させていただきましたが、どうやらすでに2本とも売れてしまったようです。どうやら一目惚れしたお客さんが詳細情報を待たず即買されたとか。何とも羨ましい限りです。少々残念な気持ちではありますが、なんと新たに3本入荷されました。
なお、今回の感想はスペック等の詳細情報を知らない(近日公開されるようです)で書いておりますことをご了承下さい。
まずは1本目。大胆な模様のトップ材(恐らくZiricote)と目を引くMapleバック材、そして恐らくCocoboloだと思いますが、それの辺材と心材との境界部分を指板材にした強烈な存在感を漂わせている5弦です。
音色は以前紹介した6弦のようなハイエンド然とした音色で、Ken Smithのようないわゆるケロっとした柔らかい雰囲気も感じさせつつも、プリアンプの設定次第では弦のスチール感も出せるし、たくましく荒々しいローも出せるという、見た目の印象通り綺麗さと野性味とか共存する音色でした。
2本目も個性あふれるルックスで、トップは中心部分を少し隆起しています。木目も色合いから考えるとPadaukかも知れません。そしてそのすぐ下には指板材と同じWengeが使用されています。ネックがボディ部分から突き出たような見た目が面白いです。
音は先の5弦とは打って変わって非常にコンパクトな鳴り方で、まるでAlembicのような印象。Stanley ClarkeのSchool Daysのあのフレーズを弾いてみれば店員さんが「あ、ウチの副店長もそのフレーズ弾いてました」との事。確かに弾いてみたくなる気持ちもわかります。ただ、小さな見た目とは裏腹に少し重量がありますので、音色にもそれが反映されています。詰まってる感がありました。
そして3本目もインパクトの強いルックスで、トップ材は
恐らくKoaだと思います。Figured Sheduaです(2012/06/17修正)。バック材は美しいMapleが貼られていてネックはWangeを中心とした構成でずっしりとしていました。音色は先の5弦とは違って割とオーソドックスなタイプで、そこにたくましい低域が追加されたような出音でした。前回弾いた5弦同様、アンサンブル的には今回の3本の中では汎用的な音色だと思います。
今回の1本目と前回の6弦のピックアップがBridge寄りになっていた事を考えると、ピックアップのレイアウトによる音色の影響はかなり大きいのではないでしょうか。その辺も考慮に入れつつ試奏されるととても面白いと思います。Wyn Guitars、これから目を離せません。
今回入荷した3本の詳細情報は近いうちに公開されるとの事ですので、詳しくは
三木楽器 心斎橋店 B1までお問い合わせ下さい。
Wyn Guitarsのベースを試奏してきた
Wyn Guitarsのベースを試奏してきた 2
Wyn GuitarsのベースがTOKYO GUITAR SHOW 2012に出展されるようです
<関連リンク>
Wyn Guitars
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