[Bass] DELANOのプリアンプ「SONAR 2」を試してみた
タイトル通りですが、所持しているMoonの5弦ジャズベースに入っているプリアンプを、
Nollのものから
DELANOのものへ実験的に変えてみました。今回換装したのはDELANOの「SONAR 2」という2バンドのものです。以下、サンプル音源です。
DELANO SONAR 2 サンプル音源
音源の構成は前半4小節が2フィンガー、後半4小節がスラップで、各2小節ごとにパッシブ→アクティブといった状態に切り替えています。ベースの基本スペックは5弦35インチスケール、ボディはアッシュ。ネックはメイプル、指板がエボニーです。ピックアップはNordstrandのNJ5Sです。
NJ5Sについては過去に書いていますのでそちらをご参考ください。
装着してみた感想ですが、自己主張はするものの比較的大人しめかなと思いました。3バンドのものになればもっと変化に幅が広がるとは思うんですが、2バンドになるとミドルを変化させることができないし、ローはともかくハイが変化する周波数帯域が6.5kHzを中心としているので、そこまで派手に変化するような印象ではなかったです。
しかし、プリアンプそのものを通すだけて音質は結構変化するタイプだと思います。ここはNollとは大きく違う点です。パッシブのストレートな音を軸にして音質を変化させるタイプの方が私は好きなので、ここはちょっと残念でした。それとここもNollとは大きく違う点で、DELANOの2バンドまた一部のの3バンドのプリアンプは、パッシブ時にトーンコントロールが使えないようです。ここも少々難点だと思います。個人的には総合的にNollの方が今回は軍配を上げたいです。
しかし3バンドタイプのものは中々面白そうなものがあり、変化させるミドルの周波数帯域をスイッチで3種類選ぶことができるタイプはかなり色んな音作りができると思います。先程のサンプル音源を聴いていただくと何となくおわかりいただけると思いますが、アクティブ時のスラップは結構ミドルとローが詰まった感じになるので、その辺りはミドルのある3バンドタイプで調整すると程良いサウンドになるのではないかと思います。あとい点としては、ハイをフルテンにしてもあまりギラギラしないという所でしょうか。
ベース本体やピックアップとの相性もあるとは思いますが、相性が良ければ結構使いやすいプリアンプではないかと思います。今回はベース本体のスペース的な問題があって2バンドという選択をしましたが、もし今後DELANOのプリアンプに興味を持たれた方がいらっしゃいうましたら、私個人としましては3バンドでミドルを3種類選べるタイプ(Sonar 3MSもしくはSonar 3MS/E)をおすすめします。
<関連リンク>
DELANO
DELANO(クロサワ楽器内日本語ページ)
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