ニホンゴムズカシイネ
えーどうもこんにちは。
購入したスキャナを初めて使ったの目的が、今日の日記を書くためというOtomaniaです。
先日、友人が結婚することになり、式をハワイでとりおこなう事になりました。ハワイで式を挙げるなんてブルジョワジーだなぁと思いながらその話を聞いていたら、私にハワイのお土産を送ってくれる事になったんです。私は正直、そういったものを期待していなかったので、友人からそんな事を言われるなんて予想外でしたが、同時にとても嬉しくもありました。
そして、友人が無事ハワイでの挙式を終えた数日後、私の元へお土産らしき厚手の包みが到着。包みを開けると、中には前もって注文しておいたマカダミアナッツ(塩味)とマカダミアナッツ入りのチョコレート、そして新郎新婦からの便箋が入っていました。便箋には手書きで、私たちへの感謝の言葉が並べられてあり、それは大変心温まるものでした。
これで全部だったら本当に良い話で終わるんですが、包みの中にはまだ何かが残っていて、なんだろうと思ってよく見てみると、それは小さな冊子でした。そしてその冊子の表紙をよーく見てみると、
夜のお店のパンフレットでした。
表紙にちゃんと日本語も書いてある所を見ると、どうやらこれは日本人向けに印刷されたパンフレットのようです。結婚式を挙げるためにハワイへ行って、その現地でこんなものを見てるなんて、
新婚超ホヤホヤで、いきなり性の不一致で悩んでいるんだろうかなんて邪推もしましたが、よく見ると、そのパンフレットの途中に小さな紙が入っていたので、それを引き抜いてみると、その紙には友人の字で、
P.S. 同封のアヤシイちらしですが、なかなか素敵です。
このメモのはさんだあたりもう。
というメモが。
その挟んであった場所を開いてみると、そこは「風俗エステ『VENUS』」の紹介でした。ただこのページ、
あまりにも突っ込みどころが満載なので、今日はその『VENUS』のページをご紹介したいと思います。
まずは全体像をご覧下さい。
えー先ほども申し上げましたが、これは
日本人向けのパンフレットです。しかし、
フランス人形がチマチョゴリを着ています。
向こうの方々にとっては、どうやら
日本も韓国も同じ国として捉えられているようです。我々日本人が、東南アジアの国の方たちが同じように見えるような感覚なんでしょうか。これは仕方ないかも知れません。
これはハワイだけではなく、他の文化圏の方が見ても、日本や韓国、中国の人の区別がつかないんではないでしょうか。そうやって考えると、同じアジア圏、ご近所づきあいはちゃんとしなくてはいけないかも知れません。
そんなことを夜のパンフレットで教えられるなんて思いもしませんでした。
そして
『VENUS』の快進撃はさらに続きます。ここからは
誤植のオンパレードなんですが、その誤植を
私が解読できるかという難易度別に、レベルランクを3段階に分けてご紹介します。
ちなみに先に言っておきますと、この『VENUS』のページ
、『センター』などの言葉を伸ばす『ー』の部分が、全部漢数字の「一」になっていますが、それに関しては
沢山ありすぎるので割愛させて頂きます。
まずはレベル1。
お店の地図なんですが、建物名等の固有名詞、
ほぼ全部が微妙に間違っていました。ただこの地図には、それらの固有名詞にはアルファベット表記もされており、それを見れば正しい表記が判別できるので、レベル1ということにしました。そして誤植の内容をリストアップし、正しい表記を推察すると、
■ マケツ一ト(マーケット)
■ ビルヂング(ビルディング)
■ ダイェイ(ダイエー)
■ センチニリ(センチュリー)
と、このような感じではないでしょうか。
この中で個人的にお気に入りなのが、『ビルヂング』と『ダイェイ』の2つです。『ビルヂング』って、
『ディズニーランド』を『デスニーランド』としか発音できないおじいちゃんみたいで可愛いくて、『ダイェイ』に関してはは、
『~だイェイ!』なんてノリノリなリアクションっぽく、元気な印象を受けるので好感が持てます。
さて、次はレベル2です。
書いてあるまま表記すると、『スペ一シャノレのレイトブビラぞ』。
ここへ来ていきなり難易度が上がってきました。まずは頭の部分『スペ一シャノレ』ですが、これは恐らく『スペシャル』ではないかと思います。『ル』を『ノレ』と書くなんて、
まるでゴノレゴのようで親近感が湧きます。
『レイト』はそのままだと思うんですが、
問題は最後の『ブビラぞ』です。『ぞ』で終わる所が、なんだか歴史的仮名遣いみたいで風情を感じてしまい、思わず
スペ一シャノレの レイトブビラぞ いとをかし
なんて
訳のわからない句を詠んでしまいました。流石にこの部分だけは解読不可能でした。
そして極め付けがこのレベル3。
1行目はいいとして、問題の2行目ですが、2行目をそのまま表記すると、『安全ブ信用ブキヱ所ブち」。
何が言いたいのかさっぱりわかりません。こればっかりは、
ロゼッタストーンでもない限り不可能に思えます。力及ばずで申し訳ないですが、残念ながら解読不可能という事にさせて頂きます。
と、こんな風に日記を書いている最中、この
トンデモ画像を別の友人に見せた所、予想通り神妙な面持ちになったんですが、友人が画像を見ながら一言呟きました。
「『ブ』って、ひょっとしたら『で』なんじゃないの?」
ここへきて新展開です。先ほどのレベル2をもう一度見てみると、
『スペ一シャノレのレイトブビラぞ』を友人の言う法則と、私がわかっている限りの解読を照合すると、『スペシャルのレイトでビラぞ』となり、それを見た瞬間、私の頭上は、
ロマンシング・サガのように電球が光りました。
この誤植は全体的に、日本で使われる文字の中で、
似通っているものに置き換えられているようで、それらを総合すると、このレベル2の文章は、『スペシャルのレイトでどうぞ』になり、正しい文法を用いて変換すると、『スペシャルなレイトをどうぞ』、つまり『特別な夜をどうぞ』になるのではないかと推測されます。これなら筋が通ります。
さて、これで残すところは
問題のレベル3ですが、
先ほどの『ブ』と『で』のように、似通った文字で誤植がされてるパターン、これを私は
『でブの法則』と勝手に命名しましたが、これを使うと、まず『ブ』と『で』を置き換えると、『安全ブ信用ブキヱ所ブち」は『安全で信用でキヱ所でち」になり、今まで培った経験を基に、あれこれ考えること数分、導き出された答えは、
『安全で信用できる所です」
これしかないと思います。これでめでたくミッションコンプリートです。この解読能力は、
ダ・ヴィンチ・コード のロバート・ラングドンも真っ青になり、MMRのキバヤシも尻尾を巻いて逃げるでしょう。
解読不能かと思われた時に、一筋の光明を与えてくれた友人にも感謝。そして今回、こんな面白いものとお土産を送ってきてくれた友人に感謝。そして結婚おめでとう。末永くお幸せに!
あと、
ハワイに行くことがあったら、『VENUS』に立ち寄ってみたいです。
ダ・ヴィンチ・コード(上)
ロマンシング サガ -Minstrel Song-
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