クレイジーケンバンドのコンサートに行って来ました
えーどうもこんにちは。「Otomania.net」をOPENして早3年、
今になってやっと日記のカテゴリーに「Music」を追加したOtomaniaです。
昨日、
みのぷうさんから、
クレイジーケンバンドのコンサートに行かないかというお誘いを受け、有難く同行させてもらうことになったんです。最近はあまり大きな会場でのコンサートやライブに行ってなくて、今回コンサートの会場である「
大阪厚生年金会館」に赴くのが久しぶりだったんです。そういう意味でも個人的に楽しみでした。
しかしながら私、クレイジーケンバンドについてはそれほど知識があるわけでもなく、有名な曲ぐらいしか知らなかったんです。私が今までの音楽人生で得た経験則として、「コンサートやライブに行く前に、見に行くアーティストの曲などを予習しておくと、より一層楽しめる。」というのがあるんですが、今回は割と当日直前にお誘いを受けたという理由もあり、あまり知識を入れる時間がなかったんです。
午後6時前、みのぷうさんと最寄り駅で待ち合わせ。先に私が現地に到着して、ほどなくしてみのぷうさんが到着。私を見つけてすぐにみのぷうさんが私を一言、
「ものすごい怖い感じの人やから近寄りにくかったわ(笑」
あなたに言われたくはありません。
私共、
「優しそう」とか「温和そう」などという言葉とは無縁の顔立ちをしているみたいです。昔からそうなんですが、私、
黙っていると人が寄ってこなくなる傾向があるようです。よく耳にする名文句で「神様は人を平等に造られた」なんて言葉がありますが、
真っ赤な嘘だと私は断言します。
まあそんなこんなで
あまり良い経験をしたことのない顔立ちに生まれた二人は、話もそこそこにすぐさま会場入りし、本番を待つことに。しかし先ほども述べたとおり、今回のコンサートに関しての知識をあまり持ち合わせていない私。こんな状態で心行くまで楽しめるかどうかという一抹の不安をずっと抱いていたんです。
しかしそれはただの杞憂に過ぎませんでした。
曲目や進行等は、まだこれからコンサートに行く予定の方がいらっしゃるかも知れませんのでここでは割愛させて頂きますが、コンサートを通じて感じたのは、「観客を楽しませるのがとても上手い。」という一言に尽きます。音楽がメインですから演奏や歌唱云々に関しては勿論なんですが、何より感心したのは、観客のテンションに緩急をつけさせる、「空気の運び方」がとても上手だったんですよね。こういう所ってCDなんかの媒体では感じることができない部分で、コンサートやライブの醍醐味でもあります。元気な曲では体が自然に動いたり、しっとりした曲ではゆらゆら揺れたり、その辺の緩急のつけ方が見事でした。
私の中では、「人を感動させるには、緊張と緩和(開放)を使いこなす事。」という持論があります。「緊張の緩和」という言葉は、今は亡き「二代目桂枝雀さん」の名文句ですが、落語の世界だけではなくても、特にエンターテイメント要素の強い事柄だとこのことが顕著に出るんです。ただごり押しするだけではなく、引くことによって生じる「振幅幅」を巧みに利用することで、初めて大きな感動が生まれるんだと私は思います。
そういった点でも、クレイジーケンバンドはとても見応えがありました。曲調等は個人の好みがあるので好きじゃない方もいらっしゃるでしょうが、「観客を楽しませる」というスキルはとても勉強になると思います。私自身、作曲したり、FLASH等の映像にかかわったり、はたまはイベント等で司会をやったりする、エンターテイメントの世界にいる人間なので、今回のコンサートはとても参考になりました。
と言っても、
大半は純粋に楽しんでましたけどね(笑
コンサート後、会場前に停めてあったクレイジーケンバンドのトレーラーです。
本当に有意義なひと時でした。みのぷうさん、お誘い頂きありがとうございました。
クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies
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