触れるな危険~ハバネロの脅威
えーどうもこんにちは。
長い間日記を更新していなかったのは多忙なためではなく、
単に面白いネタがなかっただけのおとまにあでございます。
先日、宅急便で荷物が届きました。ちょうど通販で購入したものがあったので、その商品が届いたと思って荷物を受け取った所、伝票を見るとこんな感じでした。
うーん、なんだか依頼主の名前と品名がやたら長く書かれているなあと思って、よーく目を凝らして見てみると、名前の所はこう書かれていました。
全く覚えがありません。さらに品名はこう書かれていました。
とりあえず品名の素っ頓狂っぷりに唖然とするより、
この物騒な最中に、よくこんな名前の荷物を取り扱ってもらえたものだと感心しちゃいました。
とりあえず危険なかほりのする荷物ですが、そんな物騒なものを送りつけられるほど人様から恨まれていない(はず)なので、恐る恐る中身を空けてみたところ、そこで全ての謎は解けました。
実はこれ、最近仲良くさせて頂いている
エロ 絵師さんでらっしゃる
たまごさんからの荷物だったんです。
さて、その荷物の中身は・・・・これです。
(画像紛失しちゃいました。ごめんなさい)
パプリカではありません。
ハ バ ネ ロ で す 。
実はこれ、たまごさんが自家栽培されてらっしゃったもので、それをおすそ分けしてもらったんです。たまごさんも私同様、辛いものがとても大好きだそうで、以前から栽培されてらっしゃる話はお聞きしていたんですが、それを頂けるということになり、このハバネロを始め、他にも色々収穫されたものを頂いたんです。
写真をご覧頂くとわかると思いますが、ハバネロって割と小さいんですよね。前もって知ってはいたんですが、実際こうやって手にとってみると、ほんと小さくて、形が「ほおずき」みたいでとても可愛い印象を受けます。
しかしそれは見た目の話、こいつは可愛い外見とは裏腹に、
中身は危険極まりないクリーチャーなのも周知の事実。なめてかかると痛い目に会うという事を念頭に入れて、昨日はこのハバネロを使って料理をしました。
早速料理に取り掛かろうと思ったんですが、初めて取り扱う食材はとりあえず素材そのままの味を確かめておく必要があると思い、まずはちょっとだけそのまま味見をしてみようと思ったんです。そしてハバネロの上部を切り取り、縦に二つ割りし、種を取り除いたものを細く刻み始めた頃、事件が起こりました。
空 気 が 辛 い ん で す 。
呼 吸 を す る だ け で 目 や 喉 が 痛 い ん で す 。
ちゃんと換気をしているにも関わらず自分の周りの空気に
刺々しい殺気が立ち込めているのを体で感じました。しかし、料理を途中で投げ出す訳にはいかず、何とか最後まで刻み終えたんです。
(画像紛失しちゃいました。ごめんなさい)
この写真を見る限り、とっても鮮やかで食欲をそそりそうなんですが、
生命に支障をきたしそうでこれ以上顔を近づけません。
さて、
いよいよ地獄の味見です。
細く刻んだものの一切れを指でつまみ、恐る恐る口に入れてみました。次の瞬間、恐らく私の顔は
こんな感じだったと思います。
激辛ポテトチップス「デスレイン」を食しても何ともなかった私ですが、これは少々刺激がきつ過ぎました。
辛くないです。ただ痛いんです。
何と言うか、
舌先を剱山でチクチク突かれているような刺激が絶え間なく私の舌を容赦なしに襲うんです。流石に生で食すのは、些か無謀だったようでした。
そんな私が苦悶していた頃、ちょうどウチのパパりんが帰宅したんです。そしてパパりん、調理していた私を興味津々げに覗いてきたんです。
その時、
私の中の悪魔が耳打ちをしてきたんです。
「この刺激的な経験、独り占めするのは勿体無いだろう。」
なんて囁いてきたんです。
迷わず行動に移りました。
「旨味の強い、ちょっと珍しい唐辛子」と唆してパパりんに味見するよう促しました。そして何も疑うことなく、パパりんは一切れ口に運びました。
次の瞬間、
パパりんもこんな顔していました。
ハバネロの事を散々書きましたが、しかしながらこのハバネロというもの、強烈な辛さだけではなく、他の唐辛子とは違って、少しフルーティーな
香りがするんです。そしてこのハバネロ、加熱すると辛味が柔らかくなり、その代わり甘味が増すという事を予備知識として備えていたので、ひとまず火を通すことにしました。
するとどうでしょう。甘く芳しいかほりがキッチンを彩り始めたではないですか。先ほどは
殺気だけしか存在しなかったキッチンが
まるで嘘のようです。
・・・・というのは言いすぎで、甘い香りが立ち込めたのは嘘ではないんですが、
相変わらず空気は辛いままでした。
しかし、加熱した後のハバネロを口にしてみたところ、本当に甘味が増していました。その増え具合は自分が想像していたよりもはるかに多くて、辛味も抑えられたのもあってか、確かにフルーツのような味わいもありました。
さて、いよいよここからが料理本番です。
細く刻んだキャベツにもやし、適当な長さに切ったニラを炒め、鶏がらスープを加えた後、醤油ベースの合わせ調味料で味付けをし、一旦皿の
上に盛り付け、予めもみダレを馴染ませた牛薄切り肉をさっと炒めて、それを先ほど皿に盛り付けた野菜の上に乗っけて、最後に前もって作っておいたにんにくチップを散りばめて完成。
(画像紛失しちゃいました。ごめんなさい)
そしてこのお惣菜に、炒めておいたハバネロを少しずつ乗っけて食す訳です。
(画像紛失しちゃいました。ごめんなさい)
お肉のジューシーさと野菜のさっぱり加減、それにハバネロの刺激的な辛さが合わさって中々の美味でした。今度もやってみたいと思います。
たまごさん、貴重な体験ありがとうございました。
と、ここまでは色々ありましたが、ハバネロも美味しく頂いて、めでたく綺麗にまとまって終わるはずだったんですが、調理中、なにやら指がヒリヒリするので、調理中にちょっと火傷しちゃったかなと思っていたんですが、時間が経つにつれヒリヒリする範囲が拡大してきて、まさかと思い、色々調べてみたところ、
生のハバネロは素手で触らないで下さい
とか
直接触れると、皮膚の弱い人は皮が剥けます
とか
調理する際は手袋・マスクをして下さい
とか書いてあるじゃないですか。
えー良い子の皆さん、
(画像紛失しちゃいました。ごめんなさい)
ハバネロは素手で触っちゃいけません。
ましてや、
素手でハバネロ調理してはいけません。
素手でハバネロの中身をほじくるなんて言語道断です。
調理してから丸一日、
ま だ 手 が ヒ リ ヒ リ 辛 い で す 。
最後に一言。
たまごさん、
貴 重 な 体 験 あ り が と う ご ざ い ま し た 。
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