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2013/11/16

[Food] ラーメン南森町「笑福南森町店」

ラーメン好きの人の大半は東京にある「ラーメン二郎」をご存知だと思いますが、そのボリューム満点の二郎をインスパイアしたいわゆる「二郎系」のお店が全国各地にありまして、その中の一つで「笑福」という鳥取の米子に本店を構えるお店があるのですが、その暖簾分け（支店）が大阪にもいくつか存在しています。その中でも個人的にお気に入りの南森町店をご紹介したいと思います。

南森町の交差点から南下するとすぐにお店があります。お店はそれほど大きくなく、店内はコの字状になったカウンターのみ12人分の席が用意されています。注文方法は二郎と同じく券売機で食べたいものを購入する方式になっていまして、ラーメンは650円、豚（チャーシュー）が多めの豚ラーメンは850円です。ラーメンには通常の醤油味の他に味噌ラーメンと辛味噌ラーメンがあり、つけ麺も同様に3種類の味付けが用意されています。

席に着くとジョッキに入れられた水が。そして食券を渡す際、店員さんに「ニンニク入れますか？」と聞かれてからがこの笑福（二郎系）独特のやり取りが始まります。ここでラーメンに関わる食材の量や味を細かく指定します。笑福の場合は野菜、ニンニク、アブラ（背脂）、カツオ（鰹節）の各量と「カラメ（醤油だれ追加）」を自由に選択できます。全て価格は同じです。ちなみに食材の量はそれぞれ「なし、普通、ちょい増し、増し、増し増し、バカ増し」と細かく調整が可能で、麺の量は普通と少なめの選択が可能。ただし麺の大盛りは別料金（つけ麺は同額）です。麺少なめを注文すると無料で味付け煮玉子が付いてくる嬉しい設定になっています。

注文してから待つこと数分。ラーメンの登場です。「ラーメン（麺少なめ）、野菜普通、ニンニク普通、アブラ増し、カツオ普通」だとこういった感じになります。麺少なめといっても元々ここのお店では麺200gが普通サイズなので結構多いんですよね。なので麺少なめを頼んでも一般的なラーメン店ぐらいの量はありますのでご安心下さい。

そしてこちらが「ラーメン、野菜増し、ニンニク普通、アブラバカ増し、カツオバカ増し、カラメ」に煮玉子を追加トッピング（+100円）したものです。山のように野菜が盛られ、その重みでスープが丼から溢れています。こうやって見ると先ほどのラーメンとは別物のように見えますが、追加した煮玉子を除けば同じ価格でこれほど量が増やせるのは大食漢にとっては嬉しい所です。勿論野菜もバカ増しまで増やすことが可能で、バカ増しになるとさらに野菜の量が2倍ぐらいになります。店内に野菜の量ごとのサンプル写真が貼ってあるのですが、野菜バカ増しになるともう山どころかまるでタワーのようになっていました。

2つを並べると、量がどれほど違うのか一目瞭然だと思います。

肝心の味ですが、スープは割りとシンプルな醤油ベースであっさりしていてしつこくなく、こってり感など味のアクセントは背脂やニンニクの量で調整するといった感じになっています。また麺は極太麺で歯応え十分。ゆっくり食べても伸びきる心配がありません。個人的には野菜を沢山乗せてもらう場合はその分野菜の水分で味が薄くなってしまうので、そういう場合はカラメにされることをおすすめします。チャーシューは脂身の少ない部位を使用されており味付けも比較的あっさり目です。あっさり食されたい方もパンチの効いたこってり味が好みな方も自由に調整できる所が嬉しいですが、いずれにせよ量が多いですので初めて挑戦される方は十分お気をつけ下さいませ。

ちなみにこの笑福南森町店の店長さんにお話を聞いてみた所、私が個人的にお世話になっている天平音楽堂の天平さんとは元々職場の同僚だったそうでとても親しい間柄だそうです。世間の狭さをこんな所でも体感するなんて、何だか不思議な気持ちでした。