[Bass] ATELIER Z - baby Z-4Jを試奏してきた
久しぶりに楽器屋さんを訪れたんですが、その際にとても面白いベースに出会いました。上の写真がそうなんですが、一見普通のベースっぽいんですが、実はこのベース、かなり小さいんですよね。というわけで今回は“
ATELIER Z(アトリエ ジー)”の“baby Z-4J”を試奏してきました。
このベース、外見から察するに、このコンパクトな仕様は
ムスタングベースがモチーフとなっているようです。先にも述べた通り昨今の一般的なロングスケールのベースよりかなり小さく、厳密な数字はわかりませんでしたがショートスケールを採用し(ムスタングベースがモチーフなら、恐らく30インチスケールだと思います)、ネックも細く、弦間ピッチは16.5mmというセッティングでした。ちなみに通常の4弦タイプのジャズベースだと弦間ピッチは19mmです。
ボディもネック同様コンパクトに設計されており、体感上ですが重量は4kgなかったのではないでしょうか。アッシュボディのジャズベでこれほど軽いものは今まで出会ったことはないと思います。
実際に弾いてみた感想ですが、コンパクトな見た目とは裏腹に、内蔵されているオリジナルプリアンプでハイとローをブーストしてやると、とてもパンチのある音で、いわゆる70年代ジャズベサウンドの美味しいところをうまく醸し出している感じがしました。リアピックアップを若干斜めに装着している所がポイントなのでしょうか。あと、ボディ裏から弦を通すことでテンション感をしっかり保っていて、ショートスケールを感じさせないしっかりしたサウンドになっていました。
それと16.5mmという弦間ピッチですが、手の大きな方にはちょっと演奏しづらいかも知れませんが、私みたいに手が少し小さい人にはスラップさえ全く問題ありませんでした。
そして個人的にとてもおすすめしたいポイントは、
“ATELIER Z(アトリエ ジー)”なのにとても安価だということです。“ATELIER Z”の一般的なラインナップだと、新品はおよそ20万円から30万円台といった所ですが、この“baby Z-4J”は何と12万円前後というから驚きです。造りは勿論しっかりしている印象でしたので十分一生ものとして使えそうでしたし、かなりコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。
一般的なベースに比べ一回りも二回りも小さいながらも、出る音はとても元気な“baby Z-4J”。ライブでは必ずやオーディエンスの目を引くことでしょう。個人的には、小柄で手の小さな女の子に強くおすすめしたいです。
<関連リンク>
ATELIER Z
MIKIGAKKI.COM - ATELIER Z(アトリエ ジー) baby Z-4J(NAT/M)
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