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[Bass] FoderaのプリアンプをGlockenklangに交換した

リペアマンの方に預けていたFoderaが帰ってきました。内蔵されているプリアンプをFodera純正のものからGlockenklangのものに変更するためです。

元々ついていたのが2バンドのものだったんですが、以前このFoderaがやってきた時の記事でも触れたんですが、プリアンプをONにした時（アクティブ時）とOFFにした時（パッシブ時）の音質の差があり、ノイズも多く、おまけにパッシブ時はトーンコントロールができないという、正直言ってあまり使い勝手が良くないと感じたので、近いうちにプリアンプを変えてやろうと思った訳です。

そして色々調べた結果、Glockenklangを試してみようという結果に至りました。このGlockenklangですが、PAや音響機器を制作しているドイツのメーカーで、同メーカーが制作しているベースアンプもアコースティックな特性を持つものらしく、この内蔵型プリアンプもナチュラルな特性を持つプリアンプだとの事でした。

ただこの換装を行う際に一つだけ覚悟しなければならないことがありました。本体に新たに穴をあける事です。決して安くはない楽器、しかもFoderaに穴を空けるという行為自体に最初は少し悩みましたが、より自分好みのを目指すためには避けられない事だということで覚悟を決めました。



結局、ボディ裏も若干スペースを稼ぐために少し削らなければなからなかったんですが、いつもお世話になっているリペアマンさんが綺麗に掘削＆配線をして下さいました。いつもは楽器屋さん経由で本体を預けていたんですが、今回はお会いすることができたので直接お礼を言うことができて嬉しかったです。

早速新たな出音を聞きつつ浮かんだイメージを曲にし、サンプル音源にてみました。

サンプル音源 - Fodera(Glockenklang Onboard preamp 3-band）

プリアンプ変更前のサンプルは以下のものをどうぞ。

Fodera6弦ベース サンプル音源 -大きな古時計

2パートの演奏で両方ともアクティブON、バッキングパートはフロントPUだけを使いローをブースト、ミドルとハイはカット。リードパートは両方のピックアップを使いミドルとハイをブーストしてあります。両パートともライン直で録音し、内部でコンプとリバーブだけかけました。

Fodera本体の特性もあると思いますが、かなりアコースティックな響きになったと思います。各バンドともとても効きがよく、いい感じで音質が変化します。今回のプリアンプ交換は個人的に正解だったなと確信しました。

実を言うとGlockenklangのプリアンプは何度か他のベースにインストールされているものに触れたことがあるんですが、その時に感じたのは、装着するピックアップ選びを慎重にしないと聞こえ方がかなり変わるように感じました。あまりハイの出ないハムバッカーだとハイの効きは悪くなるし、しかしだからと言ってハイを積極的に拾うピックアップだと、ハイを上げた際ギラギラしすぎて耳障りになるといったように、ピックアップを選ぶプリアンプだなと思いました。そういう意味では、ほどよくハイを拾うBartoliniのピックアップは相性が良いのかも知れません。

しかし今回のプリアンプ交換で新たな問題が発覚しました。今装着しているBartoliniのピックアップがどうやらシングルコイルっぽいようで、外来ノイズをかなり拾っているらしく、今回のサンプル音源にも所々それらしきものが聴き取れると思います。音量を上げるとわかりやすいかも知れません。ノイズの少ないのが売りのBartoliniなのに、ちょっと残念です。

Bartoliniの音は比較的好きな部類なのですが、このままだと具合が悪いので、ハムキャンセル仕様などのノイズが少なく、今装着しているBartoliniのピックアップのようにそこそこレンジの広いピックアップはないかと模索中です。

<サイト内リンク>
Fodera(フォデラ)の6弦ベースを入手したので試奏してみた
Fodera(フォデラ)の6弦ベースを調整したので試奏してみた
Foderaの音を一年半前と比較してみた

<関連リンク>
GLOCKENKLANG（英語 or ドイツ語）
クロサワ楽器店 - GLOCKENKLANG Onboard Preamp 3-Band