オレンジ色の伏兵
えーどうもこんにちは。
処理し切れなかった正月の料理を、知人に無理やり処理させたおとまにあでございます。
そんな訳で、パパりんのせいで正月早々、散々な目に遭った訳なんですが、そのせいで正月関連及び年末年始に食したものに嫌気がさして、たまにはファーストフードでも食っちゃえ!みたいなノリで、久しぶりにモスバーガーに行ってきたんですよ。実はモスバーガーに行くのがすごい久しぶりだったので、今日ぐらい食事制限は解除しちゃおっかなどと、
一日だけ自分に激甘設定で車を飛ばしました。
そして辿り着いたお店のメニューの中に、私の目を引くものがあったんです。
そのメニューの名は「
ハバネロフォカッチャ」。ハバネロという言葉は、もう皆さんご存知かと思いますが、世界一辛いと言われている唐辛子の名前なんです。最近では、
暴君ハバネロなど、この唐辛子を使ったお菓子や食品などが幅広く出回っていますよね。
随分前、サイトを移転する前に日記で書いていたんですが、私、辛いものが大好きでして、
暴君ハバネロや、それよりも辛いと言われているデスレインを食しても、大したダメージが無かったんです。自分自身では、
ただの慣れっこ程度にしか思ってないんですけどねぇ。
で、モスバーガーもそのハバネロブームの波に乗っかろうとしているんだろうなあと思いつつも、辛いものには興味津々な私。しかもメニューにはさも大げさに「激辛!」なんて謳っちゃっているもんですから、一体どれほどすごいものなのかという冒険心が沸々と煮えたぎってきまして、早速注文してみたんです。
暫くしてやってきたそのブツの中身をチラッと見てみると、オレンジ色の「それらしき」ソースがたっぷりと入っているではないですか。これがそのハバネロソースかぁなどと思いながら、早速口の中に入れてみる事に。
最初の一口二口は、ソースまで達していなかったので何とも無かったんですが、ソースに達した瞬間に、口の中が一気にヒートアップしてきました。確かに辛いです。しかしながら、
「私を唸らせるのには10年早いぜ」などとと心の中でほくそ笑んでました。確かに辛さのレベルはそこそこあると思いますが、食べれない程の辛さではありません。最も、
食品ですから食べれないと本末転倒な訳なんですが。
私の場合、舌が感じるよりも体全体が敏感なようで、自分なりに辛さの度合いを計る場合、
自分がどれだけ発汗しているかで計測するんです。それによると、確かに頭皮まで発汗していたので、辛さ自体はそこそこなはずなんです。
しかし、舌は平然としているんですよこれが。舌の上は熱くなっているものの、それほど辛さを感じていない、という言い方が正しいんでしょうか。まだまだ余裕だったんですよ。
そんなペースで美味しく頂いて、最後の二口三口というところに差し掛かったときの事です。今までと同じような感覚で口の中にフォカッチャを放り込んだ際、状況が一変しました。
口の中に火薬を詰め込まれ、それに火をつけられたような爆発的な衝撃が走ったんです。
口の中を襲う激痛、体中から出てくる変な汗、
自然に溢れてくる涙と鼻水。声にもならないその感覚は暫く続き、心の中の自分像は、
さながらイモムシのようにのた打ち回っておりました。暫くしてようやく落ち着きを取り戻したんですが、目の前にある、2口ほど残っているフォカッチャを見ていると、「これはやばい!これ以上食べたら精神に異常をきたすかも知れない!」と思いながらも、同時に「折角ここまで食べたのに残すなんて勿体無い!」という気持ちが交錯し始めて、脳内で激しいバトルを繰り広げ始めたんです。
結果、
貧乏根性が勝利を収めました。恐る恐る口にしたんですが、全然辛くなかったんです。どうやらこのフォカッチャ、
その一口だけが大当たりだったようです。総合的な観点から言うと、このフォカッチャ、中々美味しかったです。あくまで個人的ですけど、フォカッチャ自体と辛さのバランスが非常に良かったです。
あの当たりさえなければ。
皆さんも一度試してみては如何でしょうか。
大当たりする事を楽しみにしています。
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