Cleartoneのベース弦を試してみる
今まで長い間
Elixir(エリクサー)というメーカーのコーティング弦を使用し続けていました。
コーティング弦というのは弦そのものに薄いコーティングを施して弦の耐久性を向上させることにより、弦の音質並びに弦そのものを長持ちさせるという大変ありがたい弦なんですが、弦によって音質が若干こもりがちになったりするものもあったり、長時間酷使するとそのコーティングが剥げ落ちてきて起毛したり、剥げた部分が汚れ始めると、その部分だけ黒くなって結構目立ったりと、弱点もそれなりにあるようです。
Elixirも例外ではないんですが、そのElixirに真っ向から対抗するかのような弦を見つけたので試してみることに。
Cleartoneというブランド名であまりメジャーではないようなんですが、日本で取り扱っておられる所の紹介ページ(ページは
こちら)に説明が書いていまして、なんでも1ミクロンというものすごい薄いコーティングにも関わらず決して剥がれないようです。それによってコーティング弦の耐久性と非コーティング弦の音質を両立させているようです。これが本当だったらすごいなと思い、実際に張ってみることにしてみました。
今までは「男は黙って太い弦張っとけ。」という脳筋的発想でずっと弦のゲージ(太さ)はミディアムかヘビーだったんですが、繊細なタッチとかも色々試してみようと思い、ライトゲージを張ってみようかなと思ってライトを注文したんですが、後で調べてみたところ、以前紹介したBacchus(バッカス)を手がけられる
DEVISER(ディバイザー)さん等、ほとんどのメーカーは工場出荷時にライトゲージまたはスーパーライトゲージが張られている事が多いみたいです。全く知りませんでした。(参考:
DEVISERさんFAQページ)
実際弾いてみた感想ですが、Elixir独特の滑るような感触はなく、非コーティング弦と全く同じような感触で演奏できます。音そのものはしっかり高音域も出ながらもコシのある音といった感じです。確かにコーティングによる音質への影響は感じられないです。そして3~4日使った現在ですが若干高音域は落ち着いてきたみたいです。この音質が長続きするのなら個人的には嬉しいですね。ひょっとしたら今後、このCleartoneに鞍替えするかも知れません。通常の弦よりは値が張りますが、弦の耐久性を考えると、安物の弦を短期間で張り替えるよりは経済的だと思います。
現在、あまり時間がなくて調整程度しか触れていませんが、少し余裕ができて細かい再調整が終わればまたサンプル音でもUPしようかなと思っております。
<関連リンク>
エリクサー(R)ギターストリングス
Cleartone Strings
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