紅い滴り
ぴとっ。ぴとっ。
それは静かにゆっくりと、然しながら絶え間無く、音を立てている。
ぴとっ。ぴとっ。
それはルビーの様に紅く、人が忘れかけそうになっている本能を呼び覚ますかのように、甘く芳しい芳香を放っている。
もうすぐだ。あと少しで器は薄濁った紅で満たされる。
長かった。待ち侘びた。
後はその紅を愛撫するかのようにゆっくりと、少しずつ味わうだけ。
夜は長い。
さあ、今宵は最高の晩餐だ。
ラー油の事なんですけどね。えーどうもこんにちは。Otomaniaです。
前々から一度作ってみたかったんですが、中々着手する機会が無く、ずっと保留状態が続いていた頃、たまたまうまい具合に程度の良い唐辛子粉末と沖縄の名産「島唐辛子」が手に入ったので、思い切って作っちゃいました。
別段それほど難しい手順は無く、比較的簡単に作れるんですが時間は少々必要で、一晩寝かせた後、ゆっくり抽出作業しなきゃいけないんですよ。
こっちは放置プレイかましてるのに向こうは焦らしプレイで返してくるという、中々侮れないやつです。
で、出来上がったのが上の写真なんですが、市販のものと比べると香りも味も自分好みで作ってあるので非常に満足です。ビンの蓋を開けると、とても香ばしい香りが立ち込めて食欲をそそります。入れている器のせいかも知れませんが、
モンスターハンターに出てくるホットドリンクみたいです(わからない人はごめんなさい)。
今まで気づかなかったんですが、ラー油って餃子のたれに少し入れたりするだけしか今まで使った事なかったんですが、意外にも色んな料理のアクセントとして使えるんですよね。例えば、白粥や冷奴の上に少し垂らすだけで、淡白な味のものがあっという間に香ばしくなったり、ピザの上に垂らしても中々美味しかったです。
皆さんも一度挑戦してみては如何でしょうか。食卓のアクセントになるかもですよー。
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